引退試合

こんにちは、年に3回はズボンと一緒にパンツも脱げてしまう渡辺です。
中学生時代剣道部だった僕と親友しんすけの話です。
中学生活最後の県大会で遠征に来ていました。
いつもは団体戦でも出れていたのに最後の最後で個人戦で僕としんすけしか出ることができませんでした。
さて、2人しかいないため超オンボロ旅館のもちろん同じ部屋に宿泊していました。
不思議なことに2人がそろうと何かしら奇跡が起きるのです。
その日は猛暑の中、エアコンをガンガンに効かせ、しんすけがどうしても観たいと言ったので、2人でルパン3世を観ていました。
するとしんすけが、「う〇こしてくる」と言って部屋を出て行きました。僕はルパン3世に全く興味がなかったので、なんとなく逆立ちをしていました。
すると、バチっ!
急に部屋の電気が消えました(後で聞いたら、全部の部屋でエアコンを使っていたためヒューズが飛んだそうです)。物凄いびっくりした逆立ち中の僕は、手の力が抜けて頭から落ち、首が変な方向に曲がり、激痛でうめいていました。
そんな中、しんすけが超焦って戻ってきました、そして一言、「ゆうと、電気が消えた!」
「いやっ 知ってるから」っとツッコミたかったのですが、首が痛すぎて何も言えませんでした。
しばらくして電気がつきました。しんすけは、「俺けつ拭いてくる」と言って再び部屋を出て行きました・・・
この日しんすけは名言を二つも残すことに成功したわけです。
さて、試合当日です。最後の大会に向けて全く練習していなかった僕としんすけは、同じ市内の他中の女子の練習に混ぜてもらったところ、完全にグロッキー状態になり、試合直前まで水道で頭を冷やしていました。
そんなフラフラの二人が試合に勝てるはずもなく、二人ともかなり普通の選手に一方的に負けました、てゆーか竹刀が2tくらいに感じました。
淡い青春時代の思い出でした。
おしまい。