上段廻し蹴り
こんにちは。山下です。
「上段廻し蹴りを当てるコツを教えて下さい。」
自分がよく指導中に受ける質問です。
渡辺先生と比べると足元にも及びませんが自分も比較的
上段への攻撃は得意にしています。
サンドバッグやミットでは 蹴れるのに
試合やスパークリングでは当てられない
確かにそういう方多いですよね。
そういう方はどうすればいいのでしょうか。
実はとっておきの練習方法が有ります。
次回 お話していきたいと思います。
嘘です。
(清水先生の真似をしてみました)
o(^-^)o
その問題に対する一番の対処方法は 間違いなく
「スパーリング中にたくさん、上段廻し蹴りを出す」
事です。
型が上手くなりたければ型をたくさんやる。
移動が上手くなりたければ移動をたくさんやる。
下突きが上手くなりたければ下突きをたくさんやる。
スパーリング中に上段廻し蹴りを当てたければスパークリング中に
たくさん上段廻し蹴りを出す。
凄く当たり前の事ですが、この当たり前の事を意識してやっている人はほとんどいません。
全ての組み手における技は、
得意だから出す、のではなく 出すから得意になるわけです。
具体例として、まずは
スパーリング中に一人の相手に対して
必ず、二回以上、 上段廻し蹴りを蹴る!
と決めてしまうのが一番いいと思います。
皆さんは
「チャンスが来たら上段を蹴る」
と考えがちですが、まだ、
「いつがチャンスなのか分からない」
といった状態である事を自覚して下さい。
スパーリングでたくさん上段を蹴る事によってのみ、
「いつがチャンスなのか」
が分かるようになります。
まずは、
「 毎回 出す」
と 決め、実行に移す事が大切です。
ミットではちゃんと蹴れるのですから。
そういった事を積み重ねると様々な気付きに出会う事ができます。
僕の気付きの例をあげてみるならば、
蹴るスピードが上がると当たる確率がかなり上がる。
→となると、ミットでの練習は威力よりも、スピードを高める意識が大切かもしれない。
まずは当てる事が大切なわけだから。
と、いった具合です。
長くなりましたが、あとはたくさん、上段廻し蹴りを出していく過程で自分自身に質問をして下さい。
どうしたら相手のガードを下げさせられるか
軸足を返せ! と言われるが、
返しきった状態で蹴るとどうなのか、
返さないで蹴る方法は無いのか
目線でフェイントできないのか、
後頭部を蹴る方法は無いのか
などです。
そして最後にとても大切なお話があります。
しっかり聞いて下さい。
それは、
今日のアドバイスをきっかけに 上段廻し蹴りが上手くなった場合のお話です。
「自分には絶対、やらないで下さい!!」
o(^-^)o
また 書きます。