子供が熱を出した。

病院に連れて行ったところ、たいした事なかったようで、

「なんでこんなんで病院に連れて来たんだ!」 と医者に説教される。





再び、子供が熱を出した。

病院に連れて行ったところ、肺炎の一歩手前だったらしく、

「なんでこんな状態になるまで連れてこないんだ!」 と医者に説教される。



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そんな医者にはなりたくない、















押忍、上板橋の山下です。


前回の上段回し蹴り講座の後、何人かの道場生の方から、

「なかなか相手の目線を下に向かせるのは難しいです」

と質問を受けました。

今日は次のステップに進みたかったのですが、もう一度「目線」についてお話させて下さい。

「目線を下げる」にあたり、自分は2パターンの方法が有るのでは、と思います。

1 威力が強く、思わず「下」を向いてしまう。

2 あまりにしつこく「下」ばかり攻撃してくるので「下」を向いてしまう。


1 の場合。

これが出来るなら「上段」を出さずに勝てるので今回は除外します。 


2 の場合。

皆さんにやっていただきたいのはこちらです。


まず段階として 「意識を下に持っていく」 → 「目線が下に向く」の2通りの段階があるはずです。

一発、二発の攻撃では、その瞬間には相手の「意識」は下に向くでしょうが、

相手の 「目線」 までもを下に持っていくのは難しいと思います。

つまり 「しつこくコツコツ出す」、必要があります。そのためには

しつこく出す=しつこく出せる 技を考えます。

「しつこく出せる」 技の条件としては、出していて 「疲れない」 技である必要があります。 

では 「疲れる技」、「疲れない技」の違いとはなんなのでしょうか。

それは「体幹を返すか、返さないか」です。分かりやすく言うと「軸足を回さない技」です。

軸が回ると、それを再び戻さなければいけません。上手く体重を乗せて軸を回転させればさせるほど、威力はあがりますが、その乗った体重を

コントロールし、回った軸を戻す必要があるので疲れるわけです。

疲れない技、前回ご紹介した以外ですと、

下段前蹴り(相手の奥内股への) ← 雄三選手の得意技です。

下段前蹴り(相手の前足、脛の外側である前脛骨筋への) ← 超、痛いです。やってみてください。

下段膝蹴り(相手のモモ前に正面から膝蹴りを出します)

下段踵蹴り(自分は得意です。会った時、聞いてください)

軸足を回さない = あらかじめ少し返しておく、下段回し蹴り


などは、疲れにくく何度もしつこく出せるはずです。


そして「突き」も稽古次第で疲れにくくなるはずです。(しなければいけません。)

多くの方は 「みぞおち」 「レバー」 をよく狙いますが、ここは相手も慣れていて受けられやすいので

自分は上段を狙う繋ぎとしては 「膀胱」 をよく狙います。(ここは)受けられにくく、意識、目線を下げさせる上でも有効です。

上記のような技をコツコツ、しつこく出し、相手の目線が下がってきたら、その 「技」 を出す 「モーション」 から

上段回し蹴り、上段膝蹴りなどを狙ってください。



その「技」を出す「モーション」から  についてはさらに深い話がありますので今後触れていくつもりです。



新人戦に出ていた後輩の話。


その後輩は下段に自信が有ったので、一回戦、下段をたくさん出していた。
一本勝ちこそ取れないものの、確実に効かせ、判定勝ちを収めた。すると、


「あそこで上段を出せばもっと楽に勝てただろう」 と説教するある先生。



そこで二回戦は上段をたくさん織り交ぜ試合運びをしていた。しかし簡単にさばかれ、
結局、有効打も少なく判定負けをしてしまった。すると今度は


「もっと下段などを効かせてから、上段は蹴るんだ。楽に勝とうとするな」 と説教するその先生。


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そんな指導者にはなりたくない、













山下でした。(もちろん他支部のお話です。)  


(^^♪